Walkman NW-A105:あったらいいけどなくてもいいモノ
はじめてのDAP
9月になったので,DAPに手を出してみました.SonyのNW-A100シリーズの16GB版です.
もっと安いA50シリーズとかでも良かったのですが,いかんせん僕はApple Musicのサブスクで音楽を聴く人間なのでストリーミングも可能なDAPでないといけませんでした.予算は3万円台前半.色々探し回ってはみたものの琴線に触れたDAPは全部ことごとく高いのでした.
なのでNW-A105は妥協の結果です.でもいい買い物でした.電機屋で34000円ぐらいだったのを値切って3万円にしてもらいました.しかも税込みです.まあAmazonでは30600円なのでそのぐらいが妥当だとは思います.
もう既に1ヶ月使っておりますので短期でも長期でもなく中期(?)レビューになります.
良かったところと微妙だったところ
忙しい人のために良かったところと微妙だったところを最初にまとめておきます
良
・スマホなどよりも音がいい
・画面が小さくて親指で操作しやすい
・ストリーミングに対応している
・音楽専用機として使えば作業中でもスマホのように気が散らない
・イヤホンジャックついてる
・右側面のボタンの操作性が良い(DAPならでは)
・イコライザーの自由度が高いので楽しみの幅が広がる
・充電端子がUSB-C(大事)
微妙
・すぐ熱くなる
・そのせいでバッテリー持ちが悪い
・バッテリーが自然放電されるせいで一日放っておくだけでバッテリーが空になる
・動作がもっさりしてる
・値段が高い(DAPにしては安いほうですが)
・感動するレベルの音の違いではない(個人差あると思われる)
(ほぼ)はじめてのソニー
なぜか日本のメーカーの製品に心を揺さぶられない自分の持っているソニー製品といえばPS4ただ1つでした.なので今回のウォークマンの購入は実質初めてのソニー製品だと思っています.なんというか,まず箱が質素で,UX的にどうなのかなあと思いましたが逆にそれが好きな人もいるんでしょうね.この飾らない感じがたまらないのかな.まあどんな料理も胃の中に入ってしまえば同じであるように,開けて使ってしまえば箱なんてどうでもよくなります.バッテリーは当たり前のように空でしたのでまずは充電からです.ところがケーブルを挿しても充電が始まらないので初期不良でも引いたのかとそわそわしていると,電源タップのスイッチが入っていないことに気が付きました.馬鹿.
画面の小ささとキーボードの打ちづらさに辟易しつつも色々初期設定をしてようやくApple Musicで音楽が聴けるようになる頃には1,2時間経過していました.
イコライザーは使うもの
設定が終わってからというもの,有線イヤホンやヘッドホン,無線イヤホンなどを接続して色々聞いてみました.確かに,iPhoneやiPadで聴くよりも音は濁りのない綺麗なものにはなりましたが,正直これを経験しなければわからないレベルの違いだと思いました.聴くジャンルによるんですかね?僕は電子音楽ばかり聴くたちですが,ロックやクラシックだと目に見えるぐらい違うものになるのでしょうか.それとも,僕の耳が悪いんですかね…
と思っていたら,音質設定のアプリでClearAudio+という項目を見つけたのでオンにしてみるとデジタルアンプというもののすごさを実感できました.なんというか,奥行きがあって空間を感じられるような,ドルビーアトモスを初めて聴いたときのような感覚になりました.でもこの機能,音の変わり方が極端すぎて歌声がけっこう変わってしまったり低音がうるさすぎたりして微妙なのでたまーにしか使っていません.
そんなこんなで,ある結論にたどり着きました.DAPっていうのは,イコライザーを使ってなんぼなんだと.音を弄るのはどうなのか,と思い続けた結果,僕は今までワイヤレスイヤホンのアプリなどもイコライザーを使わないで生きてきましたが,ウォークマンはイコライザーを使わないと音が良くならない(デフォルトだと特性のない平坦な音だから)ということに気が付きました.なので,今後はバンバン使って自分好みの音にしていきたいと思います.
ハイレゾ、わからん
安くないDAPにだいたい入っている機能としてハイレゾ再生があります.Apple Musicにもハイレゾに対応した曲がありますのでもちろん試聴しました.Panic! At The Discoの「High Hopes」を聴きましたが,正直ロスレスとの違いはわかりませんでした.確かに音は良いです.申し分なく幸せな音は出ていますが,それはロスレスで聴いても大差ないレベルです.ブラインドテストしてもわからないと思う.
スマホで十分かな
これは「買い」か?と言われれば,正直いらないと思います.スマホよりもちょっと良いぐらいの音の差に3万も払うぐらいだったら同じソニーのWF-1000XM4を買ってDSEEで拡張してハイレゾ級にして聴けばいいと思います.正直費用対効果の面では,ワイヤレスイヤホンであれに勝るものはないと思いますね.
でも,勉強には使いやすいと思いました.どうしても,スマホで音楽を聴いていると気になって開いてTwitter見てしまう事が多いので,音楽専用機というのがあるのはいいなと思います.
また,スピーカーがついていないというのが結構好きなポイントだったりします.なぜならスマホでワイヤレスイヤホンをつないで音楽を聴くとき,接続性が悪いイヤホンだと接続してから音楽を再生できるようになるまでラグがあり,そのラグの間に再生をするとスマホのスピーカーから音が出てしまい恥ずかしい思いをしたことが何度かあるため,接続したものでしか出力できないというのはとても大きなメリットです.あくまで僕個人にとってですが.
iPad Proでの音ゲー
iPad Proを買った
7月始めにiPad Pro 11インチ(2021)を購入しました.詳しい話は
こちらにございますので興味があればぜひ.
この記事ではiPad Proで音ゲーってどうなの?ってことについて雑に書いていきます.
無反応が怖かった
「iPad Pro 音ゲー」とかで検索するとよく「無反応がある」みたいなサイトを見かけますので,iPad Proを買うのは結構怖かったです.なにせ高い買い物ですからね.まあそれでもノートPCを置き換えたいという思いもあったので,買わずにはいられなかった,というわけです.
結論から書きますと,僕の個体には無反応はありませんでした.今のところはね…
どんな音ゲーしてるの?
ただの自分語りなので読み飛ばして頂いて構いません.
僕はアイドル系じゃない音ゲーを基本的にやっています.DynamixとArcaeaをメインに,CytusIIやRAVON,MuseDashやLanota,Phigrosなどなど広く浅くな感じです.たまーーにプロセカもやります.どのくらいの腕前かというと,そんなでもありません.
Dynamixは13ぐらいまでなら譜面によりますがΩが取れるぐらい.Arcaeaポテは11.70前後です.まあわかる方はそんなもんかって感じるでしょう.
自分としては,下手でもなく上手くもないと思っています.
自分が楽しければ,いいんですよ.所詮はゲームですから.
iPad miniからの乗り換え
僕は音ゲーをする端末をスマホからiPadに変えようとしたとき,無印iPadでは画面が大きすぎると思ったのでiPad miniを購入しました.当時はCytusIIをメインでやっていましたので,まあ妥当な判断だとは思います.
ただiPad miniを買った後にDynamixメインになるとは予想してなかったんですね.
Dynamixやってると結構狭く感じますし,Arcaeaも腕が上がるにつれてiPad miniの画面が小さく感じてきました.
そんなこんなで約1年半使いましたがお別れを告げ...てはいません.今はコンテンツビュアーとして第二の人生を送っております.
iPad Proで音ゲーをするとまず最初に画面のデカさに慣れる作業が始まりますがこれは時間が解決してくれます.1ヶ月ぐらいで慣れました.スマホからの移行でしたらもうちょっとかかるかもしれませんね.僕はiPhone XからiPad miniにしたときは3ヶ月ぐらいかかりましたが...
そんな感じで2回も機種変を行ってきているわけですが機種を変えるとやりやすい音ゲーも変わりますねやっぱ.ゲームによってやりやすくなったとかやりにくくなったとか色々あるのですが,iPad miniからiPad Proになって1番やりやすくなったのはMuse Dashです.なぜか.自分でもよくわからないのですがminiの頃と比べて格段にやりやすくなりました.画面が大きくなったからですかねやっぱり.
スマホから乗り換える人へ ~iPadって結局どれが良いの?~
スマホで音ゲーしてるけど,もっとガチでやりたいし精度も上げたいしまあ色々云々あってiPad欲しいけど結局どれ買えばいい良いかわからん!って人,いると思います.
そんな人に伝えたいことは,「iPad miniはやめておけ」ということです.
なぜか?答えは単純です.画面も小さいし,高いし,あんまりいいことないからです.
でもiPad miniの画面はスマホと比べれば大きいし,これで十分じゃないの?
そんなことないです.iPad miniに慣れると,もっと大きい画面が欲しくなります.
もし僕と同じようにCytusIIをスマホでやっていて急に無印iPadにしたら画面大きすぎて辛くない?と思っている人,大丈夫です.iPadでもCytusはできます.
iPad欲しいけどどれ買えばいいかわからん!って人は無印iPadかiPad Airを買えばいいと思います.ただ,2021年8月現在iPad miniはホームボタン付きの伝統デザインなので,それが新型になってフルモデルチェンジが行われれば話は変わってくると思います.
iPad無印は4万円あればお釣りが来て普通に使えるタブレットとしてとりあえずこれ買っとけばいいって感じのコスパ機です.でもiPad miniを買えるだけのお金があるのであればiPad Airでいいと思います.iPhone12と同じチップを積んでいてなおかつステレオスピーカーです.iPad無印のアップグレード版だと思っています.
お前の持ってるiPad Proはどうなんじゃい!って感じですが音ゲーだけの用途であればiPad Proを買うのはちょっと高いかな,と思います.音ゲーだけならiPad Airで十分ですよ.
まあiPad Proを買うのであればそれでレポートを書くなり勉強をするなり絵を描くなり何か他の用途があるのであれば大変よい選択肢だと思います.作業のついでにリフレッシュレート120Hzでゲームができますからね.あと音がいいです.タブレットとは思えないほどいい音がします.
まとめ
・画面サイズが大きく変わっても大丈夫,慣れます
・ iPad miniは(今は)やめておきましょう
Sennheiser HD 560S
初めてのヘッドホン
初めて,ちゃんとしたヘッドホンを買いました.
一応,オーディオに全く関心がなかった頃に,オーテクの2000円ぐらいのチープなヘッドホンを買ったことがありましたが,耳が蒸れてヘッドホンは自分には合わないな,と思いほとんど使ってきませんでした.どこいったかな,あれ.
なので,事実上初めてのヘッドホンということになります.
そのためヘッドホンについてほとんど経験のない自分ですので,ちゃんとしたレビューはできませんがご了承ください.
開放型という選択肢
一応今回購入したものについて軽く紹介しますと,ゼンハイザーのHD 560Sというものです.今年の4月ぐらいに発売された比較的最近の開放型ヘッドホンです.
僕は完全にイヤホン派で,理由は「脳に直で届くような低音が好きだから」なのですが,たまに友人の持っているヘッドホンを聴かせてもらってヘッドホンの響き方も良いなあとは思っていました.しかし耳の周りが熱くなって蒸れるのは嫌なので,今まで避けてきたんです.
しかし,開放型というものもあると知り,それなら手を出しても良いんじゃないかと思い始めました.候補は3つ(の企業),オーディオテクニカ,AKG,そして,ゼンハイザーです.予算は2万円台まで.開放型ってなんぞ,っていう人は残念ですがググって.といっておきながら簡単に説明をすると普通ヘッドホンはドライバーの後ろは塞がっていますが開放型はドライバーの裏にも穴が空いていて音が漏れるようになっています.これにより伸びやかな高音や通気性などの快適性を得られますが低音の迫力が少なくなり音漏れによって携帯性がなくなる,らしいです.
実は6月末ぐらいから購入を検討しておりまして,あと一歩でオーテクの2万ぐらいのやつを買うところでしたがまだ待とうと思い踏みとどまって8月の初日,結局ゼンハイザーに決めてポチりました.24750円だったかな.
僕がイヤホンを好きな理由として,低音についてのことを言っている通り,僕は低音好きです.開放型を買うのにこんなにも踏みとどまった理由はそれです.開放型はあまり低音が出ないということがネットの至るところに書かれていました.結構悩みましたが,僕は低音を諦めました.なぜなら,僕は同じゼンハイザーのMOMENTUM True Wireless 2を持っているからです.MTW2の低音は素晴らしいです.低音重視で聴きたいならそっちを使えばいいじゃない,と割り切ったのです.「開放型は高音の抜けを楽しむものだ」そう思うことで僕はこのヘッドホンをポチることができたのです.
ファーストインプレッション
いつものゼンハイザーブルーの箱から取り出して,6.3mmプラグのデカさに驚きつつ,3.5mmの変換ケーブルでMacBookに挿して音楽を聴きました.最初に聴いたのはRiraNのTell Meでした.Hardstyleなので低音バリバリなやつです.
「なんだ、低音出るじゃん」
そう思いました.図らずも,僕の脳は開放型ヘッドホンの音をインナーイヤーイヤホンのヘッドホン版のような音だと思っていたらしく,軽い低音を想像していましたが,全然違いました.ちゃんと,フツーに,低音が出てました.でもやはり密閉型と比べると出ない方なんでしょうね.これで聴いたあとに(ヘッドホンではないですが)MOMENTUM True Wireless 2で聴くと低音の迫力が段違いでした.
側圧は強めらしい
前述の通り僕はヘッドホン初心者なので側圧が強いも弱いも全くわからないのですが,ネットの情報を見るに,側圧は強めらしいです.確かに,「やっぱり強めなんだな」と思うぐらい強いんじゃないかなと思います.経年変化で緩んでくれるのを祈るばかりです.
装着感はまあまあです.くどいようですが比較対象がありません.
開放型なので蒸れることはない,と言いたいところですが,そんなことはなく,真夏に使うとやっぱり暑いです.
耳の周りにイヤーパッドが当たるタイプのヘッドホンなので,耳の周りがちょっと痛くなる感じです.
ヘッドホンって耳の穴の周りのひだの部分にイヤーパッドが当たるイメージがあったので,随分前にヨドバシカメラでHD560Sと同じ形のゼンハイザーのヘッドホンを見たときに自分の耳には大きいかなとか思っていたのですがそもそもイヤーパッドが当たる部分が違いました.
ヘッドホン酔い?
初めてのヘッドホンだからか,購入当初は数曲聴いただけで耳鳴りがして頭が痛くなりました.今は半月以上経過しているのでそこまでではありませんが長時間聞くとまだ耳鳴りはします.原因は不明です.ヘッドホンの音に慣れていなかったからでしょうか.
直挿しを卒業したい
半分衝動買いのような感じで購入したヘッドホンでしたが,僕はワイヤレス派なのでヘッドホンアンプやDACなどは持っていません.一応,一緒にApple純正のUSB-C to 3.5mmステレオジャックの変換コネクタは買ったのですが,直挿しには変わりません.基本,MacBookかiPad Proに直挿しで使っています.流石にそれではヘッドホンも可哀想なのでそのうちヘッドホンアンプとかDAPとか欲しいなと思います.
追記
2021/8/27辻褄が合わない箇所を修正しました.
人生で最も高いペン、Apple Pencil
突然ですが,自分が今まで買ったペンの中で,最も高いものはなんですか?
やはり,万年筆でしょうか.
ちなみに僕は万年筆など使うことはないので一番高かったペンはRotring 800というシャーペンでした.そう,Apple Pencilを買うまでは...
購入経緯
今年の7月始めに,iPad Proを購入しました.
それまではiPad miniを使っていたのですが,そのiPad miniでは書類などに何か書きこむ際に,Amazonで4000円ぐらいで購入したチャイナなApple Pencilもどきを使っていました.
意外とこれ有能なヤツで,USB-Cで充電できる上に な ぜ か Apple Pencilとして認識されます.
流石に初代Apple Pencilの偽物として造られたこいつはiPad Proでは使えないだろうと思っていたのですが,フツーに使えました.
そんなわけでiPad Proの購入後もそいつを使っていたのですが,まあそこで問題点が出てきたわけです.
持ち運びが面倒なのです.iPad miniのケースにはApple Pencilをしまうところがついてましたが,Proのケースには付いてません.当たり前ですが.
なので,筆箱に入れて持ち運んでいたのですが,まあそれも面倒になってしまい,もう思い切ってApple Pencil買っちまおうということになって買っちゃいました.お値段は...調べてください.あ,もちろん第2世代ですよ.
ちなみに僕は筆箱を最適化して小さい筆箱に最低限のものを入れてサブの筆箱にあまり使わないものを入れるという筆箱2個制でやっています.メインの筆箱をどこかに忘れたときに即死しないためです.どうでもいいですね.
いろいろ使えるけど...やっぱり高いよね
使った感じは,最高です.値段を考えなければ素晴らしいガジェットだと思います.やはりただのタッチペンではありません.ペンの先に近い部分を人差し指でダブルタップすると消しゴムに切り替わったり,スリープ状態のiPadにタッチするだけで簡単にメモも取れます.けっこう色々使えます.しかもiPad Proの側面にくっつくだけでなくそれで充電までできます.Apple Pencilは,ちょっと未来を感じさせてくれる,そんなガジェットです.
ガジェットとしての使い心地は最高なのですが,やはり値段が高いかな,とは思います.HomePod miniやMagic Keyboardのように1万円ちょっとで買えると良いですね.
でも絵描きの人からしたら安いのかな,とも思ってみたり.
あとがき
実は文房具も好きだったりするので,文房具の記事も書こうかな,と思いました.
M1 iPad Pro 11inch
Mac miniを買おうとしてたのですが,iPad Proを購入しましたので,レビューみたいなことをします.
開封の儀
7月7日,ついに届いた,あの箱.
厚紙に近い,薄めのダンボール.
炎の絵の下にUN3481と書かれたシール.
カッターなど使わずに,手だけで開けられる箱.
わかる人には,わかる.あの箱.
そう,Apple製品の箱(が入っている箱)です.
6月末日に注文し,一週間かかってiPad Proがやってきました.今回購入したのは11インチのスペースグレイモデル.ストレージは128GBです.学割で8.8万円でした.
重みによって初回だけ素直に落ちてくれる箱を開けます.この瞬間のために生きてる.震える手で保護フィルムを貼ったらようやく電源を起こします.はじめまして.
設定をして今まで使っていたiPad mini君からデータを丸ごと転送します.結構かかりました.
iPad miniからのアップグレード:とにかく画面がデカイ
使ってみてまず最初に思ったことは,画面が大きいことです.iPad miniからの移行でしたので,二周りぐらい大きい画面に驚きました.一気に視野が広がったような感覚でしたね.
リフレッシュレート120Hzのディスプレイも相まって,すげえもんを手に入れたな,と感じました.
しかし,さらなる驚きが僕を待っていたのです.
一番の感動:スピーカー
このiPad Proのスピーカーの音を初めて聞いたのはArcaea(音ゲー)を起動したときでした.120Hzでの音ゲーはどんなものか,と思いながら起動したので,音質など全く意識していませんでした.タイトル画面の前の音楽が,鮮明に,そして自分を包み込むように,聞こえて来たのです.思わず声が出ました.
いくらProとはいえこいつはタブレット.iPad miniのモノラルスピーカーが左右についてステレオになったぐらいだろう,と勝手に想像していたのですが,ちゃんと深みがあり,立体的に聞こえる,タブレットとは思えない音質でした.
iPad miniだったときはイヤホンジャックにウーファー付きのPCスピーカーをつなげてプレイしていたのですが,Proであればスピーカーを繋げなくても十分に音を楽しみながらプレイができます.素晴らしい.
もちろん,いくら音質が良いとはいえ,音楽を聴くのには適さないです(スマホのスピーカーで音楽を聴いている人だったら十分満足できるかもしれませんが,僕は無理).
M1チップ:正直速さはわからなかった
これまではハードウェアの話をしてきましたが,ここからは…あれ,SoCもハードウェアなのでは?
茶番はともかく,ここからは中身の話です.
今年発売のiPad Proには現行Macと同じ「M1チップ」が搭載されています.簡単に言えば,普通ならばパソコンに積むようなCPUをタブレットに入れてしまったということです.これは,オーバースペックと言っても過言ではないレベルだと思います.やるなクック.
そんな素晴らしいスペックのiPadで2週間ぐらいレポートを書いたり音ゲーをしたりレポートを書いたりしましたが,正直,速さに感動するような感じではありませんでした.そもそも,今まで使っていたiPad miniで動作にもたつきがあるとは感じていませんでしたし,iPadってPCのようなガッツリ重い作業をさせるようなマシンじゃないからサクサク動くのがスタンダードになっていて,極端に速さとか感じる製品じゃない気がしました.ただ,ファイル開くのも一瞬だったり,普通にメインマシンとして,PC代わりとして使えるレベルのものではあるな,と思いました.
熱に関しては,そこが売りのARMなので,iPadは全然熱くなりません.ただ1つだけ,熱くなるアプリは.Arcaeaでした.120Hz対応だから,かな?
Face IDはiPhoneとは格が違うレベルの使いやすさ
僕は今までiPhone6S,iPhoneX,iPhone12 Proという感じでiPhoneを渡り歩いてきておりまして,なぜか6SではTouch IDの存在に気づかず,生体認証はiPhoneXのFace IDが初めてでした.ずっとFace IDです.その後iPad miniでTouch IDの便利さに感動しました.
そんな経緯があったのでiPad ProのFace IDにはあまり良い印象を持っていませんでした.ただのダウングレードだと思っていましたが,それは杞憂でした.
明らかに,iPhoneのFace IDよりも反応範囲が広いですし,顔が遠くても,画面が横になっていても,当たり前のように反応します.なんでこれがiPhoneに入っていないのか.もちろんマスクをしていれば反応しませんが,家の中でここまで使いやすいと相殺されて気にならなくなります.素晴らしい.キーボード付きケースであれば,ノートPCのように開いたら,もう解除されているので何かしらのキーを押せばそこはもうホーム画面です.マスクを着けていても,キーボードでパスコードを入れれば解除されます(画面に手を伸ばすよりも数倍楽です).Windowsラップトップの多くに顔認証が入っていることに納得しました.ラップトップ(及びそれに準ずるもの)には顔認証が合いますね.iPhoneは早く画面内指紋認証を導入して.
COMBO TOUCH:iPadをSurfaceにしてくれるケース
iPad Proと一緒に,LogicoolのCOMBO TOUCHというキーボード付きケースも購入しました.
これは取り外しもできて色んな用途で使えてトラックパッドやショートカットキーまで付いてるのに純正Magic Keyboardよりも安い最適解ってやつです.バックライトも入ってます.もうSurfaceでしょこれ.
後ろのヒンジもほぼ平面まで倒して使えます(が,iPadが揺れまくりで実際には使えません).
なんでこんなものを買ったのか,それは,こいつをラップトップ代わりに使うためです.
それで,実際にどうだったのか?詳細は次のセクションです.
iPad ProはMacBook代わりになりうるか:人を選ぶ
iPad Proの購入を検討する人のほとんどが気になっていることではないでしょうか.
だって,そんなに性能いらないよ!って人は無印iPadで良いんですからね.
現行のMacBookと同じCPUを積んだこのマシンはMacBookの代わりになるのか?僕の答えは,YESです.ただ,ロジクールのCOMBO TOUCH併用で,僕の用途でのみという個別具体的な条件下でのみそういう結論が下せるだけで,一般式では表せないのが現状です.
僕のiPad Proの用途は
・レポートを書く(Pages)
・小説を書く(Word)
・インターネットの海を漂う
・ニンテンドースイッチでゲームしながらYoutube鑑賞
・音ゲーをする
ぐらいのものなので,正直Proでなくてもできなくはないレベルのしょうもない用途です.
どうしてそれだけの用途でMacBookの代わりがどうこうほざいてるのかといいますと,僕は今までCore m3の12インチMacBookを使っていました.この子は基本家で4Kモニターに接続してクラムシェルモードでデスクトップPCとして使っておりまして,たまーに学校にPCを持っていかなければならないとき,チャリ通の僕はこの子を前カゴのリュックとは別のバッグに入れて背負っていたわけです.面倒くさいことこの上なし,ということでiPadはノートPC代わりにならないもんかなぁ,と思っていました.元々このMacBookでやっていたことは上記のiPad Proの用途の上3つ(逆にiPad miniでやっていたことは下2つです)なので,MacBookと同じようにキーボードが使えればよいわけです.それだけなのです.
結局のところ,COMBO TOUCHのキーボードはちょっと横幅が狭いので慣れるまでは大変でしたが,MacBookのとほとんど同じように使うことができました.トラックパッドで二本指クリックがしづらいのとIMEが変えられない(これはOSのせい)ことに目を瞑れば大丈夫,こいつはMacBookだ.
つまり,あなたがMacBookで行うことがそっくりそのままできるのであれば,iPad ProはMacBook代わりになります.当たり前ですね.結論がしょうもなさすぎてここまで読んでくれた人に申し訳なくなってきました.すみません.でもここまで読んでくれてありがとうございます.
補足
・iPad Proでの音ゲーがどんなもんなのか,というのは後日別の記事として投稿しようと思います.
・COMBO TOUCHはどんなもんなのか,というのも後日別記事でやると思います.
・なんでレポートはPagesで書いてるのに小説はWordなんだよ,と思いますでしょうが,これにはれっきとした理由があります.レポートは理系な実験レポートですので,面倒なことにフォントまで指定されています.もちろん,WordのほうがExcelとの連携もあり使いやすいのですが,WordのiPad版には致命的な欠陥があり,Macで書いたファイルをiPadで開くと,全て明朝体で書いていたレポートの英数字のみ,ゴシック体に変換されてしまうのです.この理由により,僕はiPadで作業するためだけにPagesでレポートを書いているのです(解決策を知っている人がいれば教えて下さい).ちなみに小説は英数字なんかほとんどないのでWordで書いています.
追記
2021/8/27細かな誤字の修正とわかりにくい部分を加筆しました
音を選ぶのは、正解だ。 Sennheiser MOMENTUM True Wireless 2
初めて,自分でバイトして稼いだお金で買ったものです.5月の頭に購入しました.ボーズのQuietConfort Earbudsか,ゼンハイザーのMOMENTUM(以下,MTW2)かで結構悩みまして,結局MTW2にしました.ここからは購入の経緯について書いていきますので,使い勝手とかどうなんじゃいって人は「一度聴いたら、もう戻れない」のところまでスクロールしてください.
憧れのイヤホン
昨年11月,iPhoneのスピーカーでは満足できなくなった僕は完全ワイヤレスのイヤホンを買う決断をしました.YouTubeでギズモードジャパンの動画を見まくり,悩みに悩んで黒豆ことGalaxy Buds Liveを購入.とてもよい買い物だったと思います.音もよく,つけ心地もよく,そして何よりリーズナブルです(僕はAmazonのブラックフライデーで15000円ほどで購入しました.今は型落ちなのでもっと安いかな?).黒豆のレビューも書こうと思っていますので気長にお待ちください.そうそう,話がずれてしまっていましたが,完全ワイヤレスを色々見ているときにかっこいい!欲しい!と思ったものがこのMTW2でした.当時はバイトもしていなかったですし,3万円台後半なんてお金は捻出できませんでしたが,春休みにバイトを始め憧れだったMTW2を買うことができたのでした.
BOSEか、SENNHEISERか。
ボーズといえばノイキャン.最高峰のノイズキャンセリングというものも体験してみたかったし,デザイン的にはボーズのほうが好みです.つけ心地もよさそうですし,あちらを買っても素晴らしい体験ができただろうと思います.7000円ぐらい安いですしね.学生にとって7000円というのはけっこう大金です.
しかし,僕は見た目よりも,つけ心地よりも,「音」を選びました.思い出してください,イヤホンとは音を聞くためのものです.だいいち,僕は電車通学ではありませんので,ノイズキャンセリングの恩恵を最大限に受けられるわけでもありませんし,それだったら,7000円多く払ってでも,音の良い方を買うのが一番だと思ったのです.大きな買い物ですからね.
一度聴いたら、もう戻れない
初めて聴いた感じは,微妙でした.特に感動もしなかったし,本当にこれが3万円代後半なのか? と思いました.しかし,エイジングが進むにつれて,深みのある,気持ちいい低音と伸びの良い高音が出るようになりました.特に低音です.僕はフューチャーベースをよく聴くのですが,これがもう最高です.女性ボーカルに調和する低音のキックが心地良いです.もちろん,ロックもいい音で聴けますよ.
このイヤホンのキャッチコピーに「一度聴いたら,もう戻れない」というのがありますが,確かに,こんな低音はそうそう聴けません.間違いなく,買ってよかったと思っています.
気に入ってるところ
1ヶ月ちょっと使って気に入ったところを挙げていきます.
・音がいい
いわずもがな.
・デザインがいい
ファブリック調のケース,流れるような美しいデザインの本体.「いいモノ」を使っている感じがして非常に気分が良いです.
・タッチセンサー
完全ワイヤレスイヤホンのタッチセンサーというものは大抵反応が良すぎたり全然反応しなかったり思うようにいかない,ということが多い印象ですが(黒豆のタッチセンサーは微妙でした),MTW2のタッチセンサーは丁度いい反応をしてくれてとても快適です.
・操作性
タッチセンサーとは違うものです.1,2,3タップと長押しがあり,左右それぞれに動作を割り当てられます.特にイヤホン単体で音量の上げ下げができるのがポイント高いです.
・バッテリーの持ちが良い
ケース込みで28時間のバッテリー性能らしいです.これが本当に長くて,使い方にもよりますが,3,4日に1回,長くて1週間に1回の充電で事足ります.
・ノイキャンの「質」
あくまで音楽を楽しむための最低限のノイキャンだそうなので,ノイキャンは弱めです.しかしイヤホン自体の遮音性が高いことと合わせれば申し分ない性能を発揮してくれます.カフェで勉強したときも音楽を流していれば周囲の音がほとんど聞こえませんでした.そしてなにより,このノイキャンはツンとしません.黒豆のノイキャンも,友人のSONYのヘッドホンのノイキャンも,耳がツンとするものでしたが,これに関しては全くそういう事がありません.なので僕は勝手にノイキャンの強さではなく質がいいと思っています.
気になるところ
・接続はそんなに速くない
多くの完全ワイヤレスイヤホンはケースを開けたらペアリングが開始され,耳に装着したらすぐにスマホに接続されている,というのが普通だと思うのですが,MTW2の場合,右イヤホンをケースから取り外すとペアリングが始まり,装着しても接続まで数秒待たされ,そこから音楽を再生できるまでなぜか5~10秒かかります.黒豆の接続は早かったので,結構気になるポイントです.
・左耳だけでは使えない
接続が左右分離型ではなく,右のイヤホンを介さないと左のイヤホンから音が出ません(というか右をケースにしまった瞬間接続が途切れます).もちろん,右を接続したまま耳から外して左だけで使う,ということはできるのでご安心を.
・つけ心地
カナル型ゆえ,つけ心地は良くないです.1時間ぐらいしてると耳が痛くなってきますし,イヤホン自体もけっこう大きいですから耳全体の負担もけっこう大きいです.
・ワイヤレス充電非対応
他の3つと比べると気になっている度合いは低いですが,ケースがワイヤレス充電に対応していればなお良かったかな,と思います.
「買い」?
総評です.僕はこれがベストな選択肢だとは思いません.なぜなら,同じ音がもっと安く手に入るからです.同じゼンハイザーのCX400BTという完全ワイヤレスイヤホンがあります.MTW2の廉価版,というと聞こえが悪いですが,何を隠そうCX400BTはMTW2と全く同じドライバーを搭載していて,音やつけ心地も全く同じなのです.MTW2から,ノイキャンや防水性能などの機能を省いて,イヤホンとして最低限の機能だけが備わっている状態にしたもの,それがCX400BTなのです.僕はこれを買えばよかったと思いました.
僕はAirPods ProやQuietConfort Earbudsや85tのようなノイキャンのいいものを一台買って,音楽に浸りたいとき用にサブ機としてCX400BTを買うのがベストだと思います(もちろん,無線にこだわる必要はないと思いますけどね).ただ,MTW2のデザインはCX400BTでは味わえませんので,僕は結果的に満足していますけどね.
しかし,今年はSONYの"あれ"が出てしまいましたので,完全ワイヤレスを探している人は"あれ"がどこまですごいものなのかレビューが出揃ってくるまで待つのが良いと思います.
追記:B&Wが完全ワイヤレスに手を出してきました.もっとお金が出せるなら,あちらを選ぶべきでしょう.
ブログ、開設
初投稿,でよいのでしょうか.さっきブログを開設したばかりなのでブログというものがどんなものかすらよく分かってすらいないのですが,とりあえず書いていきます.日本語なのにカンマやピリオドを使っているのは,理系学生なので,レポートなどのためにこういう設定にしているからです.
ブログを開設しようと思った主な理由は,以前から,自分の買ったものや持っているものについて,その価値を発信して,購入を検討している人や製品を作ってくださった企業などの役に立つことができたらなと思っていたからです.(もちろん,気に入らなかった点も容赦なく書こうと思っているので,単なる宣伝のようにしたくはないです)
それと,今日でテストが終わったからというのもあります.
まあそんな感じで,ぼちぼち書いていきたいですね.